マイクコンプレッサ・スタンバイピー内蔵ハンドマイク(STBYP-HDMC2020)

2021.02.08新規作成 / 2022.02.22更新

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　◎はじめに
　本作品は当局が使用している自作QRP機で運用する際に、より良好な変調の確保のためのマイクコンプレッサ、送受切換を相手に知らせるスタンバイピーの機能を内蔵したハンドマイクです。これまでに、マイクコンプレッサとスタンバイピーを内蔵したスタンドマイク(STM-2、STM-2013P)を製作していますが、ハンドマイクの大きさに小型化できれば、移動運用などでより使いやすいと考え本作品を製作しました。名称は2020年に製作したスタンバイピー内蔵のハンドマイクという意味合いで、「STBYP-HDMC2020」としました。

　◎概要
(1)マイクコンプレッサとスタンバイピーを内蔵したハンドマイク。大きさは手に持てるサイズの60mm×90mm×45mm (突起物除く) 、重量は006P型ニッケル水素電池込みで95g。
(2)平均変調度を上げるためのマイクコンプレッサを内蔵。
(3)送受切換を相手に伝えやすくするためのスタンバイピーを内蔵。
(4)内部にアクセスしやすい構造にして、電池交換やメンテナンスを容易にした。

　◎回路について(2021.03.17)
　回路図のページに回路の説明を記載しています。

　◎製作において工夫したことなど(2021.03.08)
　マイクコンプレッサとスタンバイピーを内蔵したハンドマイクを製作するにあたって、以下のとおり工夫を行いました。
(1)ケースは回路や電池を収めることができ、手で握ることが可能な大きさという条件で探した結果、ダイソーで販売している180mlのプラスチックケースを使いました。
(2)スペースに限りのあるケースに回路部品、各種スイッチ、電池を収めるために、実装方法を工夫した。
(3)電池は動作に必要な5V以上の電圧が得られる中で小型の006P型を採用した。
(4)PTTスイッチを押しやすくするために、プッシュスイッチに服のボタンを取り付けた。

　◎本作品の動画を作成
　本作品の動画を作成し、ニコニコ動画およびYouTubeに投稿しました。リンクは以下のとおりです。
・マイクコンプレッサ・スタンバイピー内蔵ハンドマイク(STBYP-HDMC2020)(2022.02.22) - ニコニコ動画(YouTube投稿版はこちら)


　◎使用感など
　2021年現在、主にJR8DAG-6AM2020Wの外部マイクとして使用しています。マイクコンプレッサにより変調の明瞭度が向上し、スタンバイピーについては音質・時間ともに良好であり、送信から受信に切り替わったことを相手に知らせる点で有効でした。2021年のEsシーズンより本格的に使用しながら、移動運用時における使い勝手なども確認していきたいと思っています。

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【コンテンツ】

回路図はこちらです(2021.03.17現在, circuit, 約15kB)

本作品の外観(1)(exterior) 大きさ(size)：60×90×45(mm)、重量(weight)：95(g) ダイソーで入手した180mlのプラスチックケースを使用 撮影：CANON EOS Kiss X7 画像編集：PaintgraphicPro4J

本作品の外観(2)(exterior) 電源を入れると緑色のLEDが、スタンバイピーの電源を入れると黄色のLEDが点灯する 撮影：CANON EOS Kiss X7 画像編集：PaintgraphicPro4J

本作品の外観(3)(exterior) 左側面の様子。左の白いプッシュスイッチがPTT PTTは押しやすくするために服のボタンを取り付け 下のスライドスイッチは電源のON-OFF 上のスライドスイッチはスタンバイピーのON-OFF 撮影：CANON EOS Kiss X7 画像編集：PaintgraphicPro4J

反対側から見た内部の様子(interior from other side) 006P型電池を内蔵している 撮影：CANON EOS Kiss X7 画像編集：PaintgraphicPro4J