アイテック電子研究所 6m QRP AM トランシーバー(TRX-501) - スペクトラムアナライザ測定結果 -

2014.03.11 新規作成 / 2014.03.11 更新

 スペクトラムアナライザ(DSA815-TG)による本作品の測定結果です。

 JR8DAG/菅野 正人

 TRX-501の概要に戻る(Back)

【測定条件】
・測定器:RIGOL社 DSA815-TG
・測定条件:
 電圧は12V(定電圧電源使用)
 無変調時の状態で測定
 周波数は50.620MHz
 20dBのアッテネータを使用して入力

【全般的な考察】
 回路設計が良いためか、もっとも出やすいと思われる10.7MHzの5倍波である53.500MHz付近の近接スプリアスは確認できませんでした。可変水晶発振(VXO)の40MHzのスプリアスが若干認められますが、-60dB程度であり、総合的に電波の質は良好と判断できると思います。

送信出力
 【送信出力】
 20dBのアッテネータを通しています。送信出力は約240mWです。

0〜200MHzの測定結果
 【高調波スプリアス】
 0〜200MHzの特性です。第2高調波がもっとも大きく約-49dBで、第3高調波以降のスプリアスは確認できませんでした。

5〜105MHzの測定結果
 【5〜105MHzの信号分布】
 可変水晶発振(VXO)の周波数である40MHz付近の信号が通り抜けているようです。基本波に対して約-58dBののスプリアスとして確認できます。

45〜55MHzの測定結果
 【45〜55MHzの信号分布】
 局部発振周波数(10.7MHz)の5倍波である53.500MHzの信号は確認できませんでした。反対側の47.7MHz付近が確認できますが、基本波に対して-65dBでした。