Imitation of GAWANT50

2019.11.05新規作成 / 2020.02.10更新

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◎はじめに
　しながわハンコ倶楽部さんが製造・販売しているGAWANTを参考に50MHz専用の短縮アンテナを作成しました。名称はGAWANTに似せた50MHzアンテナということで「Imitation of GAWANT50」としました。

◎製作の経緯
　50MHzの1/4波長のホイップアンテナは約1.5mの長さがあります。この1.5mホイップアンテナで効率的に電波を飛ばすためには、さらに1.5mのアース線を追加することになります。野外ではこの長さでも運用は可能ですが、ホテルの運用では1m程度の窓しかないことが多いこと、また、ハムフェア会場などでの室内での使用においては1.5mのアンテナは長すぎることもあり、全長50〜60cmでアースの不要なアンテナとして本作品を製作しました。

◎概要
　使用周波数帯は50MHzとしました。14〜28MHzでの使用できるGAWANTを参考にマッチングコイルをT50-2からT50-10に、ポリバリコンはAM用260pFからFM用の40pFに変更しました。2次側の巻数は当初8回としていましたが、全長60cmのアンテナを使用する場合、コイルの容量が不足してためかSWRが1.5〜2.0程度までしか下がらなかったことから、巻数を12回に変更しました。これでSWRは1.2程度まで下げられるようになりました。
　アンテナは折り曲げ可能な約60cmのロッドアンテナを使用し、ターミナル(サトーパーツ T-16)を利用して取り付けています。ターミナルに付属している取り付けねじは小さくて扱いにくいため、取り付けねじはハイピック白に交換し、取り外しを容易にしています。アンテナの接続にターミナルを使用したことにより、ロッドアンテナの他にビニール線なども容易に取り付けることができるようになっています。

◎Imitation of GAWANT50Aを製作しました
　本作品のマッチング回路のケースを小型化した「Imitation of GAWANT50A」を製作しました。ホームページへのリンクは以下のとおりです。
・Imitation of GAWANT50A

JR8DAG 菅野 正人(KANNO Masto)

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【回路図】 ・50MHzで使用するためにL1はT50-10、バリコンは40pFを使用 ・アンテナは縮めたときの長さ16cm、伸ばした時の長さが60cmのロッドアンテナを使用

外観の様子 ケースの大きさ：45×65×25 (mm)、重量：100(g) タカチで販売されているプラスチックのケース(型番：SW-65)に入れています。 撮影：Canon EOS KISS X7 画像編集：Paintgraphic4 Pro

内部の様子 ポリバリコンはaitendoで販売しているT443IFのFM用(40pF)の1端子のみを使用した。 アンテナはターミナル(サトーパーツ T-16)で接続。ロッドアンテナの他にビニール線なども接続可能。 ターミナルのネジはハイピック白を使用しています。 撮影：Panasonic DC-TX2 画像編集：Paintgraphic4 Pro

アンテナを伸ばしたときの様子 全長60cmの7段ロッドアンテナを取り付けています。 撮影：CANON EOS KISS X7 画像編集：Paintgraphic4 Pro

アンテナを折りたたんだ様子 全長約15cmに収納可能 撮影：CANON EOS KISS X7 画像編集：Paintgraphic4 Pro

アンテナをCanTra6AM2017に取り付けた様子 撮影：CANON EOS KISS X7 画像編集：Paintgraphic4 Pro