空き缶を利用した6m QRP AM トランシーバー(CanTra6AM2017) - 動作試験計測データ −

 自作品コンテストの動作試験データをいただけましたので掲載します。送信のスプリアス測定についてはスペクトラムアナライザ(DSA815-TG)による計測結果と併せてご覧いただければと思います。

JR8DAG 菅野 正人(KANNO Masato)
CanTra6AM2017の概要にもどる
 (計測データついて)
スペクトラムアナライザ(DSA815-TG)による計測結果と比較すると、送信出力が80mWとやや低い値となりました。スプリアスはDSA815-TGによる計測とほぼ同じ結果になりました。高調波スプリアスはもっとも大きかったのは第3次高調波で約-55dB、近接スプリアスは確認できませんでした。
・受信のアンテナ不要輻射は-64.2dBmで、受信の局部発振の出力がアンテナから出ているのが原因ですが、法令で定める基準値の-54dBm(4nW)は下回りました。
・受信感度は-100dBm(約5μV)で、メーカー機(1μV程度)より明らかに落ちますが、初段のコイル調整が不十分だったようで、再度調整を取り直したら感度が向上しました。メーカー機と比較する限りでは-105dBm(約2μV)の感度はあると考えます。
動作試験の計測データ