ＡＭ新聞（第６号）

1997.5.18 ＡＭくらぶ発行

　１．６ｍの国内ビーコンについて[from NIFTY-Serve FHAMUVU フォーラム]
　コンディションの把握などに有効な、国内のビーコンをまとめてみました。このビーコンリストをまとめるにあたり、ＮＩＦＴＹ−Ｓｅｒｖｅを始めとして、各資料を利用させていただきました。

【国内のビーコンについて(1997年5月18日現在)】

周波数 コールサイン 設置場所 出力、アンテナ
50.010 ＪＡ２ＩＧＹ 三重県 10W+5/8GP
50.012 ＪＤ１ＡＤＰ 小笠原島
50.0167 ＪＡ６ＹＢＲ 宮崎県宮崎市 50/10/1/0.1W + TURNSTYLED HENTENNAS
50.027 ＪＡ７ＺＭＡ 福島県福島市 50W + 2xTURNSTYLE
50.032 ＪＲ０ＹＥＥ 新潟県燕市 2W + LOOP
50.043 ＪＲ６ＹＡＧ 沖縄糸満市 20W + 5/8λGP
50.480 ＪＨ８ＺＮＤ 北海道千歳市 10W + GP
50.485 ＪＨ９ＹＨＰ 富山県婦負郡 2〜10W + 2/10W+X-DP
50.490 ＪＧ１ＺＧＷ 東京都大田区 10W + 7eleYAGI ビーム方向280度

　現在、運用されているかどうか不明なものもありますが、編集者の方では、ＪＡ２ＩＧＹ、ＪＤ１ＡＤＰ、ＪＡ６ＹＢＲ、ＪＲＯＹＥＥ、ＪＨ８ＺＮＤの信号は確認しています。
　なお、下記ビーコンの音については、NIFTY-Serve FHAMVUフォーラムにアップロードされています。
＜音を収録しているビーコン＞
　ＪＡ２ＩＧＹ、ＪＡ６ＹＢＲ、ＪＨ８ＺＮＤ、ＪＧ１ＺＧＷ
＜アップロード先＞
− LIB 1 FHAMVUデータ・ライブラリー 総数 :46 登録数 :46 −

番号 ID 登録日付 バイト 参照 デ　ー　タ　名
59 GGD00510 96/10/31 554368 69 B 日本国内の50MHzビーコン beacon50.lzh


　２．Ｅｓのコンディション他
　なかなか開けなかった今年のＥｓですが、５月１０日、１１日に今年初めてとも言える強いＥｓが発生しました。伝搬は１←→６エリア間の東西方向の伝搬が非常に良好なようでした。
　この良好なコンディションにより、５０．５００〜５０．７００ＭＨｚにＡＭの信号を確認できましたが、運用している局数は例年より多いと感じました。パソコン通信などの新しいメディアを利用したＡＭのＰＲ等ができるようになったからでしょうか。

　３．ＡＭに関する記事について[from モービルハム]
　今回はモービルハムに掲載されているＡＭに関する記事を紹介します。

タイトル(内容) 文　　献 備考(著者など)
小型AM送信機の製作 MH誌1993.4(p.66-68) JA1RWI
50MHz AM QRP TRX MH誌1992.6(p.61-66) JF2NMY
50MHz AM TRX(NMY-94) MH誌1995.6(P.57-62) JF2NMY

　小型ＡＭ送信機は、発振、電力増幅にＭＣ２８３３Ｐ、変調器にオーディオアンプ用のＴＡ７３６８Ｐを使用して回路の簡略化を図ったもので、出力は１０ｍＷ程度です。
　1992年６月号のＡＭトランシーバーは受信部にＬＡ１６００利用、終段は３ＳＫ８０を３個ずつでプッシュプル（計６個）を使用した終段ドレインゲート同時変調で出力１００ｍＷの良好なＡＭ変調を得ています。
　ＮＭＹ−９４はハムフェア９４のＡＭロールコールグループのブースにて公開した作品です。送受周波数固定にして、回路を簡略化し、製作を容易にしたＡＭトランシーバーで、終段に汎用トランジスタの２ＳＣ１８１５を４個使用し、出力５０ｍＷ程度となっています。変調器にオペアンプのＬＭ７４１を使用し、良好なＡＭ変調をかけています。
　高木さんの作品は良好なＡＭ変調をかけることにこだわりが見られます。

　４．ＡＭ新聞に関する話題を募集[from 編集者]
　ＡＭ新聞では、ＡＭに関する話題を常時募集しています。何かありましたら、ＦＨＡＭＶＵフォーラムの３番【６ｍ会議室】、または、編集者までよろしくお願いします。

編集者 JR8DAG/菅野 正人 / ＡＭくらぶ会員＃０

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